DIYブームの落とし穴|個人施工に潜むリスクと工事保険の重要性
近年、YouTubeやSNSの影響を受けてDIYに挑戦する方が増えています。
壁紙の張り替えや棚の取り付けといった手軽な作業から、ウッドデッキやキッチン改修など本格的な工事まで、その内容は年々高度化しています。
DIYは費用を抑えられ、自分で作り上げる達成感も魅力ですが、その一方で
「万が一の事故」への備えが十分でないケースが多いのが実情です。
実際に、「DIYで作った設備が壊れて来客がケガをした」「作業中に隣家を破損してしまった」
といったトラブルは決して珍しくありません。
本記事では、DIY愛好家が知っておくべき工事保険の基本と、
安心してDIYを楽しむためのリスク対策について、九州の保険事情を踏まえて解説します。
DIY工事で見落とされがちな保険の盲点
個人でDIYを行う場合、プロの工事業者が加入している
「請負業者賠償責任保険」などの補償はありません。
たとえば、水道管を誤って破損させ階下に水漏れ被害を出した場合、
修理費や賠償費用はすべて自己負担となる可能性があります。
多くの方が加入している火災保険や自動車保険の特約に
「個人賠償責任保険」が付いているケースもありますが、
DIY工事中の事故が補償対象外となることも少なくありません。
契約内容の事前確認は必須です。
DIY向けに検討すべき主な保険の種類
DIYを行う際に検討したい保険は、大きく分けて次の3つがあります。
個人賠償責任保険
日常生活での賠償事故を補償する保険ですが、DIY作業が補償対象になるかどうかは
保険会社ごとに異なります。
傷害保険
作業中の転倒や工具によるケガなど、自身のケガに備えるための保険です。
DIY作業が補償範囲に含まれているかを必ず確認しましょう。
工事保険(建設工事保険)
本格的なDIYを行う場合は、工事中の事故や第三者への損害を補償する
工事保険も選択肢となります。
近年は個人向けのDIY対応保険も増えています。
失敗しない工事保険選びのポイント
保険選びで最も重要なのは、
自分のDIY作業内容が補償対象に含まれているかという点です。
電気工事や水回り工事など、専門性の高い作業は対象外となるケースもあるため注意が必要です。
また、完成後の事故に備えた「完成工事責任」が含まれているかも重要です。
棚の落下や設備の破損など、トラブルは完成後に起こることも少なくありません。
保険料の目安は年間5,000円〜30,000円程度で、
短期間の工事であれば数日単位で加入できる短期保険もあります。
まとめ|DIYを楽しむために「保険」も準備の一部に
DIYは創作の楽しさが魅力ですが、同時にリスク管理も欠かせません。
工事前に保険を確認・準備することで、
「もしも」の不安を減らし、安心して作業に集中できます。
九州でDIYに挑戦する方こそ、気候や住宅環境を踏まえた備えが重要です。
工事の計画と同じタイミングで保険についても検討し、
後悔のないDIYライフを送りましょう。





















