皆さん、こんにちは。九州で一人親方として独立開業の道を歩んでいる者です。
「独立したいけど、本当にやっていけるのだろうか」「開業手続きは複雑そうで躊躇している」「顧客獲得の方法が分からない」そんな不安を抱えていませんか?
私も数年前はそんな不安でいっぱいでした。しかし今では年収500万円を安定して得られるようになり、自分のペースで仕事ができる喜びを日々感じています。
九州地方は現在、職人不足が深刻化しており、実は独立開業には絶好のタイミングなのです。この記事では、私が実際に経験した開業のリアルな姿、手続きのポイント、そして最も重要な「仕事を途切れさせない」ための顧客獲得術まで、具体的にお伝えします。
独立開業を考えている方はもちろん、すでに一人親方として奮闘している方にも役立つ情報満載です。九州での独立開業を成功させるための秘訣を、ぜひ最後までご覧ください。
九州地方で深刻化する職人不足問題が、独立志向の職人たちにとって大きなチャンスとなっています。特に福岡、熊本、鹿児島などの都市部では建設需要が高まる一方で、技術者の高齢化と若手の参入減少により、腕の良い職人の価値が急上昇しているのです。
私が大手建設会社を退職して一人親方として独立したのは、この市場の変化を肌で感じたからでした。独立前の年収は380万円程度。しかし独立後は自分の技術と時間を最大限に活用することで、年収500万円を達成することができました。
独立成功の鍵となったのは、以下の3つの戦略です。まず「専門性の絞り込み」。私の場合は古民家のリノベーションと伝統工法に特化しました。九州には歴史的な木造建築が多く、これらの修繕・改修需要は高いものの、対応できる職人が限られているからです。
次に「直接受注モデルの構築」。最初は知人の紹介や小さな現場からスタートしましたが、施主と直接やり取りすることで中間マージンをカットし、適正価格での受注が可能になりました。特に福岡市内では、工務店を通さない直接受注の案件が増えています。
最後は「デジタルツールの活用」。専門的な技術を持ちながらもSNSやホームページを活用し、自身の仕事を可視化することで新規顧客の獲得につなげました。Instagram上での施工事例の公開は、特に効果的でした。
もちろん、独立には苦労もあります。確定申告や保険、材料の仕入れなど事務作業の負担は大きく、仕事の繁閙による収入の波も避けられません。しかし、九州の職人不足という構造的問題が続く限り、技術と営業センスを持った一人親方の需要は高まる一方です。
現在、私は月に8〜10件の案件をこなし、休日も自分でコントロールできるようになりました。九州の職人市場は今後も職人不足が続くと予測されており、独立のタイミングとしては最適な状況が続いています。
九州で一人親方として独立開業するための具体的な手続きをステップバイステップで解説します。行政手続きから実際の仕事の取り方まで、成功への道筋を示します。
一人親方として独立するには、まず「個人事業主開業届」を税務署に提出することから始まります。これは創業から1ヶ月以内に行う必要があります。九州各県の税務署では、丁寧な対応が特徴で、特に福岡市の博多税務署では開業支援窓口が充実しています。
次に必要なのが「建設業許可」です。ただし、工事の規模によっては不要な場合もあります。500万円未満の工事のみを請け負う場合は許可が不要ですが、元請けとして活動するなら取得しておくと信頼性が高まります。鹿児島県では、建設業許可申請のオンライン化が進んでおり、手続きが比較的スムーズです。
一人親方にとって重要なのが「労災保険特別加入制度」です。九州建設国民健康保険組合に加入することで、仕事中の事故やケガに備えられます。熊本県の一人親方、田中さん(仮名)は「高所作業中の転落事故で労災保険が大きな支えになった」と語ります。
国民年金と国民健康保険の加入も忘れてはなりません。特に佐賀県では国民健康保険の保険料が比較的低く抑えられているため、コスト面でのメリットがあります。
開業資金の調達は大きな課題です。福岡県の制度融資「スタートアップ支援資金」は、一人親方として独立する際の強い味方になります。最大1,000万円まで低金利で借入可能です。
宮崎県出身の大工の山下さん(仮名)は「日本政策金融公庫の創業融資を活用して必要な工具を揃えた」と成功体験を共有しています。申請時には具体的な事業計画書の提出が求められるため、しっかりとした準備が必要です。
九州では地域のつながりを活かした仕事の獲得が有効です。長崎県の塗装業の一人親方は「最初の1年は既存の人脈を頼りに、その後は口コミで仕事が広がった」と話します。
また、大分県では工務店のネットワークに加入することで安定した仕事を確保している例があります。独自のウェブサイト作成やSNS活用も効果的で、特にInstagramでの施工事例公開が受注につながっているケースが増えています。
確定申告は一人親方にとって避けて通れない道です。経費計上できるものを正確に把握しておくことが節税につながります。福岡市の会計事務所「福岡中小企業サポートセンター」では、建設業に特化した確定申告サポートを行っています。
クラウド会計ソフトの活用も効率化のポイントです。領収書をスマホで撮影するだけで自動仕訳してくれるサービスを活用している一人親方が増えています。
佐賀県で配管工として独立した一人親方は「最初の3ヶ月は仕事がなく不安だったが、工務店5社に営業をかけ続けた結果、安定した受注に結びついた」と語ります。
一方で、熊本の左官業の方は「開業時の見積もりが甘く、初年度は赤字になった」と失敗談を打ち明けています。適正な価格設定と正確な工期見積もりの重要性を教えてくれる事例です。
九州で一人親方として成功するためには、法的手続きの理解、保険制度の活用、地域特性を活かした営業活動が欠かせません。準備段階での情報収集と計画立案が、開業後の安定につながります。各県の支援制度を上手に利用し、先輩一人親方のアドバイスを参考にすることで、多くの落とし穴を回避できるでしょう。
独立して一人親方になると、最初の1年は多くの職人が直面する「仕事の谷間」に苦しむものです。私も九州で大工として独立した当初、安定した仕事の確保に四苦八苦しました。地元福岡での独立1年目、特に冬場は仕事が激減し、家族を養えるか不安で夜も眠れない日々がありました。
しかし、その危機を乗り越え、今では安定した顧客基盤を構築できています。その過程で効果的だった「仕事を絶やさない」ための顧客獲得術をご紹介します。
まず最も効果があったのは「小さな仕事を丁寧にこなす」という姿勢です。棚の設置や扉の修理など、他の職人が敬遠しがちな小規模な依頼も積極的に引き受けました。こうした小さな仕事が口コミにつながり、後に大きなリフォーム案件へと発展したケースが多くあります。
次に「地域密着型の営業活動」です。地元の商店会に加入し、地域のお祭りや清掃活動に参加することで、徐々に顔と名前を覚えてもらえるようになりました。特に佐賀県の実家がある地域では、地元の自治会での活動を通じて多くの仕事を獲得できています。
「専門性の明確化」も重要でした。私の場合は古民家再生と無垢材を使った家具製作に特化し、九州の伝統的な建築様式に詳しいことをアピールしました。熊本城の復興プロジェクトに関わる機会もあり、そこでの経験が専門性の証明になっています。
さらに「SNSでの情報発信」も効果的でした。施工事例をInstagramやFacebookで定期的に投稿し、特に長崎県での古民家改修プロジェクトは多くの反響を得ました。写真映えする仕上がりを意識することで、フォロワーが徐々に増え、問い合わせにつながっています。
最後に「同業者とのネットワーク構築」です。一人では対応できない大型案件でも、信頼できる仲間と協力することで受注可能になります。福岡県内の設計事務所や内装業者とのつながりが、安定した仕事確保の鍵になっています。
独立1年目の危機を乗り越えた経験から言えるのは、営業は「待ち」ではなく「攻め」の姿勢が重要だということ。職人気質で営業が苦手な方も多いですが、自分の技術に自信を持ち、地道に信頼関係を築いていくことが、九州で一人親方として生き残るための近道なのです。
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名称
九州労災一人親方部会
理事長
中村 和美
許可
厚生労働大臣熊本労働局承認
加入員資格
熊本県・宮崎県・大分県・福岡県・佐賀県・長崎県・鹿児島県にお住まいの建設工事に従事する一人親方とその家族従事者
所在地
《本部》
〒860-0806 熊本県熊本市中央区花畑町1-14
A&M HANABATA301号
《岩槻事務センター》
〒339-0057 埼玉県さいたま市岩槻区本町6-1-32
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(電話受付は平日9:00から18:00、土日祝や時間外もなるべく対応いたします)
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