# 現役一人親方が教える!九州の建設業界で生き残るためのコツ
皆さん、こんにちは。九州で長年一人親方として建設業界で活動してきた経験をもとに、この業界で生き残るためのコツをお伝えしたいと思います。
## 九州建設業界の現状
九州の建設業界は、災害復興事業や公共工事の需要があるものの、人手不足や高齢化という大きな課題に直面しています。福岡を中心に都市部では再開発が進む一方、地方では仕事の確保が厳しい状況もあります。
このような環境下で一人親方として生き残るには、単なる技術だけでなく、経営的な視点も必要です。
## 専門性を高める
建設業は幅広い分野がありますが、すべてを極めるのは困難です。私の場合は内装工事、特に古民家再生に特化することで、競合の少ない市場でポジションを確立できました。
熊本や鹿児島には伝統的な建築物が多く残っており、それらの修復技術を身につけることで、仕事の幅が大きく広がりました。特定の分野で「この人に頼めば間違いない」と言われる存在になることが重要です。
## 地域密着型のネットワーク構築
九州は「地元愛」の強い地域です。地域のコミュニティに積極的に参加し、顔の見える関係を築くことで、口コミによる仕事の紹介が増えていきます。
私は地元の祭りや清掃活動に参加するだけでなく、地域の建設業者との協力関係も大切にしています。大手では対応しきれない小規模な工事を紹介してもらえるなど、Win-Winの関係を構築できています。
## デジタルツールの活用
建設業は従来型の産業ですが、デジタル化の波は避けられません。特に若い世代の顧客獲得には、SNSやウェブサイトの活用が効果的です。
施工事例をInstagramで発信したり、GoogleマイビジネスやLINE公式アカウントを活用することで、問い合わせが格段に増えました。デジタルマーケティングの基本を学ぶだけでも、大きな差別化になります。
## 適正価格での受注
安易な値引き競争に巻き込まれないことが重要です。適正な価格設定ができなければ、いずれ経営が立ち行かなくなります。
価格競争ではなく、品質や対応の良さで勝負するスタンスを貫くことで、長期的に安定した顧客を獲得できます。特に九州では、「安かろう悪かろう」ではなく、確かな技術と誠実さを評価してくれる顧客が多いです。
## 財務管理の徹底
一人親方の最大の弱点は、経営面の知識不足です。収入が増えても、適切な経費管理や節税対策ができていなければ、手元に残るお金は少なくなります。
確定申告や経費計上の基本知識を身につけ、必要に応じて税理士などの専門家に相談することをおすすめします。特に消費税の扱いや、事業主貸借の管理は重要なポイントです。
## 体調管理と将来設計
建設業は体力勝負の側面があります。若いうちは無理がきくかもしれませんが、長く続けるためには体調管理が最重要です。
また、いずれは体力的な限界が来ることを見据えて、将来は後進の育成や監督業務へのシフトなど、キャリアプランを考えておくことも大切です。
## まとめ
九州の建設業界で一人親方として生き残るには、技術力はもちろん、経営者としての視点も必要です。専門性を磨き、地域とのつながりを大切にしながら、新しい技術やツールも柔軟に取り入れていく姿勢が重要です。
建設業は大変な仕事ですが、自分の手で形にした建物が何十年も地域に残り、人々の生活を支えていく喜びは何物にも代えがたいものです。この記事が、これから一人親方を目指す方や、現在奮闘中の方の参考になれば幸いです。
【お電話の前にご確認ください】
非通知設定(相手に通知不可)の場合、品質向上のためお電話を受けることができない場合があります。
ご希望のエリア、金額等をフォームから入力して申し込みしてください。当団体と契約のある全国の企業様からご連絡がいきます。
もちろん無料です。
名称
九州労災一人親方部会
理事長
中村 和美
許可
厚生労働大臣熊本労働局承認
加入員資格
熊本県・宮崎県・大分県・福岡県・佐賀県・長崎県・鹿児島県にお住まいの建設工事に従事する一人親方とその家族従事者
所在地
《本部》
〒860-0806 熊本県熊本市中央区花畑町1-14
A&M HANABATA301号
《岩槻事務センター》
〒339-0057 埼玉県さいたま市岩槻区本町6-1-32
電話番号
(電話受付は平日9:00から18:00、土日祝や時間外もなるべく対応いたします)
FAX
048-812-8472
営業日
月曜日から金曜日(祝祭日除く)
営業時間
9:00~18:00
ホームページ
【お電話の前にご確認ください】
非通知設定(相手に通知不可)の場合、品質向上のためお電話を受けることができない場合があります。