1. 一人親方の実体験から学ぶ!台風に強い住宅対策
九州で一人親方として20年以上活動する中で、多くの台風被害現場を見てきました。その経験から、住宅で特に重要な対策をまとめます。
- 雨漏り対策:屋根材のズレや瓦のひび割れを点検。棟板金の補修は台風前に済ませる。
- 窓の補強:飛散防止フィルムや養生テープ、雨戸やシャッターの動作確認。
- 排水対策:排水溝や雨どいの清掃。落ち葉や泥を取り除き浸水を防ぐ。
- 飛散物防止:庭の植木鉢、自転車などは屋内へ移動、またはしっかり固定。
- 緊急キット準備:懐中電灯、非常食、飲料水、救急セットをまとめて保管。
福岡・熊本など台風の通り道となる地域では、事前準備が被害の大小を大きく分けます。
2. 台風前に必ず備えたい防災チェックリスト
建設のプロとしておすすめする、家族を守るための準備リストです。
- 飲料水(1人1日3L ×3日分)
- 非常食(缶詰・乾パン・レトルト食品)
- 携帯トイレ(大人1人5回分/日を目安)
- モバイルバッテリー(スマホ3回充電分)
- LEDヘッドライト(両手が使えるタイプ)
- 現金(電子決済不可に備えて1万円程度)
- 救急セット(常備薬を含む)
さらに以下も忘れずに:
- 雨どい・排水溝の点検
- 庭の飛散物整理
- 雨戸やシャッターの確認
- 土のうや簡易土のうでの浸水対策
避難所と避難経路を家族で確認し、複数ルートを想定しておきましょう。
3. 一人親方直伝!災害に強い家づくりのコツ
- 屋根の強化:瓦屋根は「ガイドライン工法」で耐風性アップ。ガルバリウム鋼板も有効。
- 雨水対策:大型雨樋や雨水処理システムの導入。
- 窓の補強:二重窓・強化ガラス・耐風クラスSの窓を選定。
- 地盤改良:液状化が懸念される地域では基礎補強を実施。
- 電気設備:漏電遮断器や落雷対策を導入。
新築時に導入するのが理想ですが、既存住宅でも点検・補強は可能です。台風シーズン前には必ず専門家の点検を受けることをおすすめします。
※災害対策は一人親方の現場経験を参考に、地域に合った方法を選びましょう。