建設業の一人親方として活動している皆様、確定申告の時期が近づいてきました。毎年のことながら、現場での作業に加えて書類作成に時間を取られ、頭を悩ませている方も多いでしょう。特に領収書の整理や経費計算、青色申告特別控除を受けるための複式簿記などは専門知識が必要で、負担を感じやすい作業です。
本記事では、一人親方が確定申告にかける時間を大幅に短縮するための実践的な方法をご紹介します。日々の記録の取り方から便利なアプリの活用、書類作成の効率化まで、現場で忙しい方でも取り入れられるテクニックをまとめました。これらを活用することで、確定申告の負担を軽減し、本業に集中できる環境を整えられます。
確定申告準備には平均で20~30時間かかるといわれています。これを削減する第一歩は、日頃から記録を徹底することです。領収書や請求書は受け取ったその日にスマートフォンで撮影し、クラウド会計ソフトに記録しておくと、年末の整理作業が格段に楽になります。特に「freee」や「MFクラウド確定申告」などのアプリは、レシートを撮影するだけで自動仕分けしてくれる機能があり、書類作成時間を約40%短縮可能です。
青色申告決算書や収支内訳書などは、毎年フォーマットがほとんど変わりません。前年度の書類をテンプレートとして保存し、数字だけ更新する方法を取り入れると、作業が効率化されます。特に建設業特有の経費項目(工具、作業着、現場までの交通費など)をあらかじめ整理しておくと、分類作業の手間を大幅に減らせます。
また、専門家に相談することも効率化に直結します。税理士にすべて任せるのではなく、1~2時間だけアドバイスを受けるだけで、減価償却や控除計算などの迷いを減らせます。無料相談会や組合主催のセミナーを活用すれば、費用をかけずに専門的な知識を得ることも可能です。
クラウド会計ソフトの活用は、現代の一人親方にとって欠かせません。日々の取引を入力するだけで年末の集計が自動化され、レシート管理の手間も削減できます。また、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を使うことで、前年のデータを引き継ぎ、情報入力の手間を大幅に減らせます。マイナンバーカードとICカードリーダーを用意すれば、e-Taxでの電子申告も可能となり、税務署への往復時間も不要です。
建設業向けの経費管理アプリを活用すると、現場での経費記録が簡単になります。「建設業専用帳簿」や「職人さんの確定申告」といったアプリでは、工具費や交通費など建設業特有の経費項目に対応し、現場写真を添付することも可能です。これにより、後から経費内容を確認する手間を省き、書類作成の効率化につながります。
作業をルーティン化することも重要です。例えば「毎週金曜の夜に1時間だけ経費入力する」といった習慣を作ることで、年末に膨大な作業が残るリスクを減らせます。不明点や迷う点は、その都度専門家に相談することで、申告ミスや後からの修正による余計な時間を削減できます。
確定申告は一人親方にとって避けられない業務ですが、日々の記録管理、クラウド会計ソフトの活用、書類テンプレートの準備、専門家のサポートを組み合わせることで、大幅な時間短縮が可能です。効率的な確定申告の仕組みを作り、本業や家族との時間に充てられる環境を整えてみましょう。
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名称
九州労災一人親方部会
理事長
中村 和美
許可
厚生労働大臣熊本労働局承認
加入員資格
熊本県・宮崎県・大分県・福岡県・佐賀県・長崎県・鹿児島県にお住まいの建設工事に従事する一人親方とその家族従事者
所在地
《本部》
〒860-0806 熊本県熊本市中央区花畑町1-14
A&M HANABATA301号
《岩槻事務センター》
〒339-0057 埼玉県さいたま市岩槻区本町6-1-32
電話番号
(電話受付は平日9:00から18:00、土日祝や時間外もなるべく対応いたします)
FAX
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